20代や経験が浅い方への質問
20代や経験が浅い方には、基本的なビジネススキルを確認する質問が想定されます。スキルや経験が浅い分、仕事への積極的な姿勢もしっかりアピールしましょう。 1. 新卒時の就職活動では、希望通りの会社に入社しましたか? どのような軸で仕事を選んでいるのか、一貫性を持たせる! 25歳未満の第二新卒応募者に対して多い質問ですが、自社でも短期間で転職をするといった同様の問題が起きないか懸念を抱き、仕事のとらえ方を確認するためにこの質問をします。新卒時に希望通りの会社に入社できた場合は、「社会人経験を経て本当にやりたいことが見つかり、それを御社で実現したい」というような説明をしましょう。希望通りの会社でなかった場合は、応募企業がもともと希望企業であり、リベンジしたいという回答が求められます。リベンジの場合、採用担当者は、一定の社会人経験を経て自社にマッチする人材になったかを見極めています。企業への思いと共に、仕事へのポテンシャル、浅い職務経験であっても強みと適性を発見できたという事実を伝えましょう。 お手本回答例 新卒時は希望通りの企業に入社することができました。私は地元飲食店でアルバイトをした経験から「食に携わり人を喜ばせたい」という思いを持つようになり、大手居酒屋チェーンで店長候補として働いてきました。そちらでは入社後半年でアルバイトのシフト管理を任され、1年で仕入れ発注を任されるなど経験が浅い社員にも責任の大きな仕事ができるやりがいの大きい環境でした。 ありがち失敗回答 新卒で入社した企業が希望通りでなかったとしても、「希望通りの会社に入れず、仕事をしていてもモチベーションを上げることができませんでした」と、前職に関心がなかった点をネガティブに話すことはいけません。仕事では自分がやりたいことばかりできるわけではありません。自分に向いていないと思うようなことでも、そこから何かを学び取り次に生かすことができるという点をアピールしましょう。 2. あなたにとって「仕事」とは何ですか? 漠然とした質問なので、回答はあいまいにせずできる限り具体的に答える! 採用担当者はこの質問で、あなたの仕事の価値観、仕事への熱意、キャリアプラン、自社の社風や方向性とのマッチングを見極めます。漠然とした質問だけに、あなたのコミュニケーション能力もチェックしています。一般的には、仕事を真摯に受け止め、前向きにチャレンジしていく人材を評価します。事前に応募企業の社風、経営方針などを調べたうえで、その内容に共通するような回答が望まれます。 お手本回答例 日々の仕事は、将来の私にとって貴重な経験値だと考えております。私は将来、部下から頼られるマネジャーになりたいと思っております。社会に出て仕事をしていくなかで私が経験してきたことが、将来出会うさまざまな部下との共感・導きにつながると考えています。例えば、入社直後は経験の浅さによって現場の仕事を覚えるまで苦労したり、中堅になればより高いレベルでの仕事への取り組みや若手への教育で悩んだりします。そういった日々の経験が将来につながると考え、周囲への感謝を忘れず、その時できる最大限の努力で仕事に取り組んでいこうと心掛けております。 ありがち失敗回答 「仕事は私の人生そのものです」と、仕事が人生の中で大きなパーセンテージを占めている点を強くアピールしようとしても、それだけではアピールになりません。もしそう思うのであれば、なぜそう考えるのか具体的な根拠を述べる必要があります。 3. 仕事をするうえで大切にしていることはありますか? 前職で心掛けていたことなどを、実際のエピソードを交えて伝える! 採用担当者はこの質問から、応募者が仕事で何を重要視していて、どんな時にやりがいやモチベーションを感じるのかを知ろうとしています。前職での経験を通して大切だと学んだことを実際のエピソードを交えて伝えられると良いでしょう。自分が大切にしている軸がありつつも、周囲とコミュニケーションを取りつつ仕事を進められる点を伝えると好印象を持たれます。「特にありません」という回答は、日々与えられた仕事をこなすだけで積極性がないのではないかと捉えられてしまいますので注意しましょう。 お手本回答例 私が仕事上で大切にしていることは、「自主性」です。具体的には、お客さまからご依頼いただいていた資料をお送りする際、重要事項個所をピックアップしメール本文に記載したり、業務外の社内勉強会やセミナーにも業務の支障にならない程度に積極的に参加いたしました。このような心掛けによって、お客さまからは「いつも頼りにしている」とお褒めの言葉をいただき、社内では普段業務でかかわらないメンバーと横のつながりを作ることができました。何より、受身ではなく楽しんで仕事をしている実感があります。今後も「自主性」を大事にして仕事に取り組んでいきたいと思います。 ありがち失敗回答 「人の意見に流されず、自分が正しいと思った考えを貫きます」など、自分の仕事へのこだわりが強すぎて、柔軟性に欠ける人と思われるような回答は避けましょう。 4. 最近仕事以外で関心のあるニュースは? 日ごろから世の中の動きに関心を持つ! 採用担当者は、この質問からあなたの興味、価値観、志向、仕事への意欲、コミュニケーション能力を確認しています。ニュースに関心がない応募者は、仕事にも関心がなく受身で捉えていると考える採用担当者もいます。「○○の倒産については、非常に驚きました。私はこのニュースを○○と捉えました」など、日々のニュース(特にこれから入社する企業と関連のあるビジネスニュース)に関心を持っている点をアピールできると良いです。この質問は、志望動機や退職理由のようにあらかじめ回答を準備してくることが少ないので、不意の質問を通じてあなたのコミュニケーション能力も見極めています。 お手本回答例 コンビニ大手のL社が介護施設の運営を始めるというニュースには驚きました。地域密着で住民に広く親しまれているブランド力を生かすことで、入居を促進したり食事配達のサービスを導入しやすくするという戦略が良いと思いました。介護スタッフの派遣を行っている御社でも、現場の知見を生かしたサービス展開の可能性はとても大きいと感じており、入社後はぜひ、新規事業の企画にもかかわりたいと考えております。 ありがち失敗回答 仕事人間である点をアピールしようと、「最近昼夜問わず仕事に非常に力を入れていたので、ニュースなどに触れる時間がなく、あまり関心のあるニュースもありません」などと答えるのはいけません。 5. 最近の関心ごとや、感銘を受けたことを教えてください。 内容を簡潔に説明し、関心・感銘を受けた点・学んだことなどを伝える! 日ごろから積極的に情報収集をしているかや、世の中の動きに関心を持っているかについてを確認しています。希望する業界や職種、応募先の製品やサービスに関連する内容であればより良いでしょう。「最近感銘を受けたことがない」という回答では、採用担当者は「仕事に対しても前向きに取り組む姿勢がない」ととらえてしまうかもしれません。また、どのように感銘を受けたのかを質問されることが予測されますので、簡潔に感銘を受けた内容と、自分なりの考えや意見を述べることができるように準備しておきしましょう。あなたの回答に採用担当者が興味を示し、更に内容について新たな質問をしてきた時は、あなたに好感を抱いている可能性が高いと言えます。 お手本回答例 私が最近感銘を受けたことは、「小さなチームの働き方」という映画の内容です。この映画は、数人のメンバーで世界中に数百万人のクライアントを抱えるソフトウエア会社の創業者とカリスマ開発者が、型破りな方法で成功してきたことを伝えるドキュメンタリーです。常識や過去の成功体験にとらわれず、新しい方法にチャレンジすることや徹底的に本質を見極めるスタンスを学ぶことができました。自分が見ているなかでも「それは無理だろう」などと考える項目があったのですが、解決策を見いだし実行している彼らのエピソードを知り、自分の中にたくさんの先入観があるのだなと反省しました。 ありがち失敗回答 最新のニュースや話題になっていることを取り上げようとして、人から概要を聞いただけの話をするのはやめましょう。ニュースに限らず、特技や趣味などのジャンルでも良いので「自分が何かしら得ることができた」と語ることができるものを選びましょう。 経験が浅い応募者に対して、実務経験や即戦力となるスキルを持ち合わせているかチェックされます。十分なスキルがない場合にも、仕事への取り組み方などから、今後どれくらい成長が見込めるのかを判断されますので、今まで身に付けた基本的なビジネススキルも併せてアピールするようにしましょう。 ソース:コレクター Nếu bạn muốn tìm hiểu thêm thông tin du học Nhật &