外国人向 日本でのビジネスマナー
日本文化は伝統的にエチケットやルールがとても厳格で、隣人同士、お店のお客と店員、政治家同士、その他の様々な人と人との交流の場面で気を使う必要があります。 これらのールや慣習をよりはっきりと外国人が感じられるのが日本のビジネスシーンです。日本のビジネス文化はとてもフォーマルで職場の地位を重んじ、職場の上司と部下の線引きがはっきりとしており、全ての社員が各自の立場や振舞い方を心得ております。 ここでは、外国人向けに、お辞儀や名刺交換など、日本のビジネスシーンで心得ておくべきことのガイドラインをご案内致します。
1.日本のお辞儀とは
日本のビジネスマンが初対面のときは、欧米のように握手をするのではなく、お辞儀をします。 お辞儀の程度は相手の社会的地位にあわせ、より長く深くお辞儀をすることにより、相手への敬意の程度を表現します。 外国人と初対面のときに、日本人の中には握手を求める人もいますが、これは相手の心地悪さや誤解を和らげる配慮からです。 それゆえ日本人と初対面の際の間違いない対応は、相手がすることに合わせることです。もしお辞儀をしてきたら、お辞儀で返します。そのときは背筋を伸ばし両手は体の両脇に置きます。
2.名刺交換
ビジネスシーンにおける初対面の場面でもう一つの重要なものは名刺交換です。名刺は受け取る人に向けて表向きにして両手で差し出します。相手の名刺を受け取るときも両手で受け取り、内容を確認します。 とにかく受け取る名刺はすべて敬意をもって取り扱うことです。 名刺は常時丈夫な名刺入れなどにきれいに保管し、かばんやシャツのポケットに入れておきます。決して財布の中に入れたりしないことです。また、受け取った名刺には書き込みなども避けます。名刺の保管状態はその人の性格を物語るものとなります。
3.日本のビジネス服
日本政府が推進するウォームビズやクールビズにかかわらず、日本のビジネス服はいまなおとてもフォーマルです。男性はダークスーツにワイシャツ、控えめなデザインのネクタイなど。 女性にも同様の控えめな色目で、パンツスーツやロングスカートなどが一般的です。
伝統的な日本家屋やその他の伝統的な様式の場所(寺院や料亭など)に入るときは、通常靴を脱ぎます。一般的に土足厳禁の室内に上がる場面では、脱いだ靴を入れる場所があり、スリッパが用意されております。もしどうすればよいか分からない場合は、案内役の人に聞くか他の日本人がするように従うことです。このとき注意することは、裸足で歩き回ることが通常許されておりません。もし靴下を履かずに靴を履き、その靴を脱ぐような場所に行くことが予想される場合は、スリッパを裸足で履くことを避けるためにも、白ソックスを一足持ち歩くことをお奨めします。
4.その他のビジネスマナー
会議中はメモを多くとることです。 会議についてのあなたの関心度合いを示すことになり、またあなたの相手先が会議中にとったメモで、あなたの発言についてあとから問いあわせてきても困ることがありません。
会議やレストラン等の場面ではあなたのホスト役が指示するまでは着席しないことです。
例え日本語が話せなくても、挨拶や感謝を示す簡単な日本語は学びましょう。日本文化を学ぶ姿勢を示すことにつながります。
誰かと会話中はポケットに手を入れないでください。会話が退屈で興味がないことを示すことになります。
何かを指し示すときには、誰かを指や箸などで指差したりしないで下さい。とても失礼な行為とみなされます。
会議中に鼻をかまないことです。離席してトイレや室外の適所にて行ってください。
会議には遅刻しないでください。日本人はとても時間厳守で会議は時間通りにスタートし終了します。
日本のビジネス文化にはこれ以外にも様々なルールがありますが、これら全てのルールを外国人のあなたが心得ていることを、日本人は期待しておりません。 従って、ベストなルールはできるだけ礼儀正しく振舞い、ホスト役の日本人の案内に従うことです。
ソース:コレクター
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